今回は山白朝子著「私の頭が正常であったなら」を紹介します。
この本を知ったきっかけはインスタグラムのリール動画でした。
リール動画では、このような説明がありました。
この本は乙一さんが別名義で書いた小説です。
家に何かがいる。幽霊だと思うが、理系の妻はそれを認めない。
本当にそれが幽霊か調べてみる。
という内容でした。
明らかに面白そうです。
なので、読んでみることにしました。
目次
本の内容
この本は8つの短編集をまとめたものです。
幽、冥という怪談系の雑誌に掲載されていたものは6つ。
文芸カドカワが1つ。
書下ろしが1つです。
インスタのリール動画で紹介されていたのは、
「世界で一番、みじかい小説」
というお話です。
この本の最初の話です。
怪談系の雑誌に掲載されていたものが多いですが、
怖い系のお話ではありません。
不思議系な話が多い印象です。
また、一つ一つのお話が大体30Pほどですので、
割と読みやすいです。
少しずつ読むのにも適しています。
私の好きな話
私が好きな話は「私の頭が正常であったなら」です。
本のタイトルの話です。
あらすじ
主人公の女性は、子供を失ったことでうつになってしまいます。
少し回復してきたころ、散歩の途中で子供が助けを求める声が聞こえます。
それはほかの人には聞こえず、彼女だけにしか聞こえません。
果たしてそれは本当の声なのか、はたまた幻聴なのか・・・
といった話です。
こんな人におすすめ
・ミステリー小説好きな人
・怪談話が好きな人
・読書初心者