最近私の会社でも環境を変えなくてはいけない的な
流れになっています。
私の会社は結果的に何も変わらないと思いますが、
何をしようとしているのか理解しておきたいと思います。
今回私が購入した本は、「心理的安全性のつくりかた」という本です。
とても分かりやすく良著だと思いました。
紹介していきます。
目次
心理的安全性とは
完全に理解しているわけではありません。
私の理解した範囲で紹介したいと思います。
心理的安全性とは
チームにとって本当は必要なものです。
発言や挑戦しても非難や罰を与えられることがない環境ということです。
目標や成果に向かうことだけに力を発揮できる状態です。
効果
心理的安全性の効果は、チームのパフォーマンス向上です。
意見を出し合える雰囲気を醸成することで、仕事の質がおのずと上がる
という結果になります。
具体例
私の職場のことを引き合いに出して、
どういう状況が心理的安全性が高くて、
どういう状況が低いか紹介したいと思います。
心理的安全性が低い例
若手~中堅社員、中間管理職の場合が多いです。
会議や打ち合わせの場で提案、質問、改善案などを行っても
最終的には感情論に落ち着きます。
「じゃあ、お前がやれ。」
「知ったかぶりすんな。」
「知らないくせに口出しすんな。」
「揚げ足ばかリ取って、俺に責任なすりつけるつもりか」
「だれが責任とるの?お前が責任とれるのか」
「俺の感覚ではそれは違う。俺の感覚に合うものでないと認めない。」
上司の人達は日常的に言います。これらはほんの一例です。
こちらの気持ちとしては、そういうことじゃないやん。で終わってしまいます。
これらが繰り返されると通りやすい意見や提案だけを言うようになり、
ベストな案は消えていってしまいます。
ベストな案でない為、不安は残り、失敗すれば叱責されます。
ポイズンです。
心理的安全性が高い例
これらは逆に管理職の人達の状況です。
どんな意見でも基本的に受け入れてもらえます。
逆にこちらは受け入れざるを得ませんので、
上司にとっては自由に発言ができます。
彼らにとってはたとえ間違っていたとしても、問題ありません。
間違いを指摘されるとしても、部下はやんわりとした表現で指摘しますし、
気に入らなければ、上で紹介した言葉で封殺すればいいです。
そのまま流されたとしても、一番被害を被るのは部下たちで
それに対してまた叱責すれば、何もなかったことになります。
最も自由に仕事ができる環境です。
本の内容
愚痴も入って、長くなりました。
申し訳ございません。
本題の本の紹介をいたします。
本の構成
この本は5章構成となっています。
章の構成は以下のようです。
1章目に心理的安全性の説明
2章目に心理的安全性のための考え方や心構え
3章目~5章目で心理的安全性の作り方
付録として組織診断サーベイの説明があります。
時間がなければ1章目と付録をみればざっくりわかると思います。
基本的には気になる章から読み進める形でいいと思います。
おすすめポイント
こちらの本は大変読みやすい本となっています。
読みやすいポイントは以下の3つです。
・専門書なのに文字が比較的大きい
・大事なところが太文字になっている
・表や図が理解の手助けになる
専門書は細かい文字でびっしり書いてあることもありますが、
この本はそんなことありません。
読みやすい文字の大きさで、適度な長さで文が区切られています。
とても読みやすいです。
また、大事なところは太文字になっています。
時間のない時は太文字周辺だけを読むのもOKだと思いますし、
読み返した時もいい目印になります。
読みやすいいい本と思います。
おすすめです。
こんな人におすすめ
・中間管理職や中堅社員等責任も仕事の負荷も高い人
・仕事がなんとなくやりにくいと感じている人
・時間のない人
・上司