当たり前だけど当たり前のことほどよくわからないものです。
身近な不思議のひとつに植物があります。
なぜ動かないのか?
疑問を解決する本がありました。
「植物はなぜ動かないのか 弱くて強い植物のはなし」
著者は稲垣栄洋、筑摩書房発刊です。
ネタバレに気を付けて書きます。
目次
内容
全部で7章あります。
1章目は植物の大まかな説明がされています。
2章目、3章目で植物の進化の歴史が語られます。
4章目~7章目までは植物の生存戦略について記載があります。
当初の疑問の答え
1章の冒頭に答えが書いてあります。
動く必要がないから。
シンプルな答えです。
分かりやすすぎます。
次に湧いてくる疑問は
なぜ動かなくていいのか?
ですが、その答えは読み進めていくうちに
明らかになります。
植物の進化の歴史
2章、3章の記載です。
植物がどのように進化して今の形になっているのかを
解説されています。
植物内の構造がどのように進化していったのか
とてもわかりやすいです。
学校の授業ではただ暗記するだけのところですが、
この本を読めばしっかりと理解が進みます。
暗記が苦手な人にもとてもいい教材になります。
また、先生が雑学的に教えてくれたことは
意外と覚えているので
先生方の補足資料にも有効です。
生物のテストの点数上がる可能性大です。
生存戦略
4章目~7章目にかけての記載です。
いろいろな植物の生存戦略について書かれています。
木や雑草などそれぞれの生存戦略について
具体例を交えつつ説明されています。
さすが分かりやすく書いてありますので
理解しやすいです。
植物の生存戦略は私たちの日々の生活の中でも
活用できそうなことが多くありました。
行き詰っている人や進む道を悩んでいる人などは
参考になることもあると思います。
こんな人におすすめ
・植物が好きな人
・中学生や高校生で理科が苦手な人
・学校の先生
・行き詰っている人、進む道を悩んでいる人